インフォメーション&ニュース

Home > インフォメーション&ニュース > 【舌診】裂紋舌(れつもんぜつ)

【舌診】裂紋舌(れつもんぜつ)REPORT


 
お店で、舌を診させて頂いて多いのは、歯痕舌(しこんぜつ)や裂紋舌(れつもんぜつ)・・・
  
前回は、【歯痕舌】のお話をさせて頂きましたので、今回は【裂紋舌】のお話をさせて頂きます(*^^*)
  
 
*** 
***  裂紋舌(しこんぜつ)
 
・舌面に溝や亀裂のあるもの。
・溝や亀裂の深さ大きさ、形などは色々ある。(深いほど長期に渡る重い病状、浅いと軽症、又は病気の予兆)
・裂紋舌には4種類ある。
 
(1) 熱盛傷陰・陰液奮損
身体に必要な水分(陰液)が少なく、舌が潤せないことで現れる。舌が細く、紅く、苔が少ない。原因は、熱盛傷陰(熱が原因で津液(陰)を損なっている)ことにある。身体にある熱(邪)が身体の水分(陰)を奪っているタイプ。
   
(2)気血両虚 ※この方が多いですね(^^)
気血不足によって舌全体が濡養できないことで現れる。淡白舌・痩薄舌が現れる。舌が細く痩せている。元気の気と血液が不足のタイプ。

(3)気陰両虚
淡紅嫩舌・少苔が現れるのは気陰両虚。淡紅嫩舌・少苔とか難しいですが、嫩舌とは、苔が少なく舌先などに赤い点々が出来ている舌のこと。元気の気と身体に必要な水分(陰)が不足しているタイプ。  

(4)脾虚湿停 
淡白舌、胖嫩・歯痕・白膩苔が現れるのは脾虚湿停。これは、脾胃(胃腸)の水分代謝機能が低下して、身体に水分が溜まっているタイプ。ちょっとボテッとした舌。
 
裂紋舌、種類が多くてちょっと難しいですが…(^_^;)、血液(血)や身体に必要な水分(陰)や元気(気)が不足(虚)している方の舌なんですね。年を重ねていくと陰虚タイプも増えてきますので、ご高齢の方にも多いです。
 
身体に必要な気血水(元気・血液・水分)が不足しているので、裂紋舌であれば、なにかしら漢方などで補う治療をしていくことが大切ですね。身体に不足しているものがあると、しっかりと身体の機能を働かせることができないですもんね(^^♪
   
  
皆さまもぜひ、毎日、ご自身の舌をべーとして見るようにしてみてください。毎日見ていると健康状態が分かってくると思いますよ~(^^♪次回は、これも解決しておきたい【おけつ(血液ドロドロ)】タイプの舌を一緒に勉強していきましょう~
   
詳しく聞きたい方は、ケイアイ薬品健康相談所までお越しくださいね(#^.^#)
  
この記事を読んでいただきありがとうございます
 
  
*** ケイアイ薬品健康相談所 いそざきかおり