女性のお悩み(婦人科)

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女性のお悩み(婦人科)

女性には、生理があります。思春期に生理が始まり、命を宿し育て(妊娠)、出産し、母乳で子を育て、そして閉経して老後を迎える。このように女性の体には生涯、様々な変化が起こります。

その変化に対応した養生をしていれば問題ないのですが、冷えやストレス、仕事・家事・育児の疲れ、食生活や生活環境などから身体に「偏り」や「過不足」が生じると、「生理痛」や「更年期障害」などの、つらい症状が出てきます。
また、忙しい現代女性はつらい症状が出ても、自分の体調をかまう暇がなく、また、女性は不調があっても我慢を重ねて生活されている方が多く、更に症状を悪化させる方もおられます。

ケイアイ薬品健康相談所では、このような女性特有のお悩みに「中医学の考え」を取り入れた養生法で、毎日の生活で生じた「偏り」や「過不足」をとっていき、つらい症状の改善や予防のお手伝いをさせていただいております。
女性としての養生法を身に付ければ、元気に年を重ねていくことができます。不調に悩まされず、元気に女性らしく生きていきたいですね。
女性のお悩みは、相談することで解決することがたくさんあります。まずは、ご相談だけでもいいので、ご来店くださいね。

生理不順(月経異常)

正常な月経周期とは異なった月経周期や期間、生理自体が止まることなど生理周期が乱れることを「生理不順」と言います。生理不順は、冷え、ストレス、日常生活で無理を重ねている、過度なダイエットなど、様々な原因がホルモンバランスを崩すことで起こるとされています。

*正常な生理周期とは ?

・月経の正常周期は25日~38日程度
(排卵から次の生理までの期間は14日)

・月経の期間は3~7日間


中医学的に生理不順とは、体内の「気(エネルギー)」、「血(けつ)」の不足や流れの停滞、月経と関わりの深い臓器「肝(かん)(肝臓)」、「腎(じん)(腎臓)」の機能低下などが主な原因と考えます。

生理不順は周期が遅れた、早くなったということだけでなく、身体の偏りや様々な不調、また、不妊症につながる可能性もあるため、不調は見過ごさず、積極的に対処していきましょう。

女性は初潮から閉経まで、平均して35~40年間は月経と付き合うことになります。わずらわしく感じてしまいがちですが、月経は女性の健康や美しさの基本となる大切なことです。滞りない月経を保つためにも、漢方養生と食生活を含む生活習慣を見直しながら身体全体のバランスを整えていきましょう。

ケイアイ薬品健康相談所では、中医学の考えと食生活を含む生活習慣の改善を取り入れた養生法で、生理周期の改善のお手伝いをさせていただきます。

生理周期に乱れを感じたら、それは養生が必要なサインです。見逃さず、ぜひ、ご自身のためにご相談くださいね。

生理痛

月経に伴い起こる痛みを「生理痛」と言います。なんと月経のある女性の7~8割に生理痛があり、鎮痛薬を服用している女性は約3割にのぼると言われています。また、痛みが軽いものから重く立ち上がれないほどの痛みのある方まで個人差があります。

また、生理痛は「チクチク刺すように痛む」「子宮をギューとつかまれたように痛む」「シクシク痛む」「生理前に痛む」「生理中に痛む」「何日も痛みが続く」など、原因により痛みや痛みの出方などが変わってきます。


中医学では「生理痛はないのが当たり前」とされています。生理痛など「痛み」の原因を「不通即痛(ふつうそくつう)」、つまり「スムーズな流れが滞っている」とみます。体内を流れる気血水(きけつすい)の滞り、特に血(けつ)の滞りが生理痛につながると考えます。滞りとは、「流れるべきものが足りない(血液不足)」と「上手く流れていない(気の不足)」という状態のことです。

生理痛は「冷え」や「巡り」などの体質を、漢方と食生活を含み生活習慣で見直し、対策することで根本から改善することができます。

ただし、月経痛が我慢できないほどつらい場合は、子宮内膜症などなんらかの病気が原因となっている場合もあります。ひどい痛みや鎮痛剤を毎回使うほどの痛みであれば、一度、医師の診断を受けて何か病気が潜んでいないか確認をしましょう。その上で、漢方などの治療を併用されることをお勧めします。

ケイアイ薬品健康相談所では、生理痛の原因から改善していき、生理痛が再発しない身体つくりをサポートさせていただきます。

「生理痛がないのが当たり前」です。漢方相談で、生理痛に悩まされない快適で元気な身体を手に入れましょう。お気軽にご相談くださいね。

子宮内膜症

子宮内膜にできるはずの細胞が、卵巣や腹膜など子宮以外の場所にできるのが子宮内膜症です。子宮内腔以外の部分とは、卵巣や卵管、ダグラス窩(か)などの子宮周囲の組織です。

毎月の月経によって、これら子宮の周囲にできた内膜も、増殖と剥離出血を繰り返します。症状としては、ひどい月経痛、性交痛、過多月経、貧血、おりものの増加、腰痛などがあります。患者は20代~40代の女性に多く、生理がある女性の10人に1人が子宮内膜症だともいわれています。


中医学では子宮内膜症を「瘀血(おけつ)」と考えます。瘀血というのは、一般的に「どろどろ血」といわれるもので、末端の血液循環の悪い、つまり血行が良くない血液の状態を指します。

瘀血(おけつ)の場合の生理は、生理痛があり、月経血が黒く、経血にレバー状の塊が混じります。

瘀血(おけつ)があると、月経初日から下腹部中央に強い痛みがあり、黒っぽい経血が出ます。出血量が増えると経血にレバー状の塊が出てきます。子宮内膜症の痛みは、このレバー状の塊を排出するために子宮が収縮することで現れるものです。

ケイアイ薬品健康相談所では、漢方と食生活を含む生活習慣の改善で、血液をキレイにして、血流をよくし、塊をなくすことで子宮内膜症を改善していきます。冷えや巡りが悪い場合には一緒に改善していき、再発しないようにご指導もさせていただきます。

このままツライ生理を繰り返すのはしんどいですね。漢方養生の体質改善で子宮内膜症が改善できると「生理」も「心身」も楽になります。いつでも、相談くださいね。

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、子宮の筋肉の中にできる「筋層内筋腫」、子宮の外側にできる「漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)」、子宮の内側にできる「粘膜下筋腫」に分けられ、大きさや数も個人差があります。

筋腫は女性ホルモンの影響で大きくなり、閉経後には自然と小さくなると言われています。


子宮筋腫の主な症状は、「月経量の増加」と「月経痛」です。他に、不正出血、貧血、頻尿、腰痛などの症状もみられます。筋腫は、子宮の内側にできると小さくても症状が強く、反対に外側にできると相当大きくなっても症状が現れないこともあります。

いずれにしても、子宮筋腫は不妊や流産などの原因にもなるので、症状に合わせてきちんと対処することが大切です。

中医学では、子宮筋腫などの「しこり」の症状は、「瘀血(おけつ)(血行不良)」が主な原因と考えます。そのため、対処の方法は血液をキレイにして、滞った血の巡りをスムーズに整えることを基本とします。

また、瘀血の原因となる「気」(エネルギー)の停滞、身体の冷え、体内の気血不足なども、漢方で合わせて改善していきます。

ケイアイ薬品健康相談所では、漢方と食生活を含む生活習慣のアドバイスを行い、子宮筋腫ができやすい体質を根本から改善し、症状の緩和、筋腫の再発防止、筋腫の成長の抑制など、お悩みが改善するお手伝いをさせていただきます。

つらい子宮筋腫にお悩みの方は、一度ご相談くださいね。

※筋腫の大きさや症状によっては西洋医学的な処置(手術)も必要な場合もあるので、西洋医学と中医学を併用して適切に対処することもあります。

PMS(月経前症候群)

月経の1〜2週間くらい前に現れる「イライラ」「落ち込み」「不眠」「胸やお腹の張りや痛み」「下腹部痛」「頭痛」「むくみ」などの心身のさまざまな不調を、「PMS(月経前症候群)」と呼びます。

排卵後の女性ホルモンの変化が関係していると考えられていて、月経が始まると症状が軽くなることも特徴です。


イライラや怒り、乳房の張りなどが強く現れる人は、体内の「気(エネルギー)」の巡りが停滞してしまう「気滞(きたい)」が主な原因になります。仕事や家事育児などで日常にストレスが多い方に現れやすくなる症状です。

下腹部の痛み、頭痛など痛みの症状が強い人は「瘀血(おけつ)(ドロドロ血)」、むくみや体重の増加などが目立つ人は「水滞(すいたい)(余分な水分の停滞)」の状態が、それぞれの不調を引き起こす要因になります。

その他、体内の気・血が不足している「虚弱」タイプの人は、疲労感や倦怠感、不眠、落ち込みなどの症状が起こりやすくなります。

ケイアイ薬品健康相談所では、それぞれのタイプに合った漢方と食生活を含む生活習慣の助言を行うことで、これら不快な症状の改善や予防のサポートをさせていただいております。

毎月、PMSの症状が出ないだけでも、とても生活しやすくなります。PMSは漢方や生活養生で治るものがほとんどです。お悩みの方は、一度相談くださいね。

更年期障害(女性)

女性では「45~55才頃」が更年期にあたります。この時期に起こるホルモンバランスの乱れにより「心と身体」にさまざまな不快症状(不定愁訴)が起こることを「更年期障害」といいます。

中医学で更年期障害とは「腎虚(いんきょ)」によるものと考えます。女性の更年期は閉経前後に急激に起こる腎虚(女性ホルモン減少)の影響で、気逆(自律神経失調)を伴いやすいのが特徴です。


冷え・のぼせ、ホット・フラッシュ(急激にのぼせて顔が赤くなる)、突然の発汗、動悸、イライラ感など更年期によくみられる症状はこの気逆(自律神経失調)による症状です。

また女性の更年期では血の異常、つまり「血虚(けっきょ)(血液不足)」や瘀血(おけつ)(ドロドロ血)」も多く見られます。

中医学では、「補腎(ほじん)(腎を補う)」を基本に、その方のツライ症状に合わせて「理気(りき)(気を補う)」や「活血(血行良くする)」などで対処をしていき、崩れた心身のバランスを調えて、症状の改善をしていきます。

ケイアイ薬品では、漢方と食生活を含む生活習慣改善の助言を行うことで、つらい更年期障害の症状の緩和や根本的な改善をするお手伝いをさせていただきます。

更年期障害は、身体的な症状はもちろん、精神的な面でつらい思いを抱えている方が多くおられます。まずは、つらい症状をゆっくりと取っていきながら、ホルモンバランスの崩れも並行して治していきます。

更年期障害の症状は、家族や職場などに理解をしてもらいにくい部分もあり、そのことでご本人さまが深く傷付いたり、つらい思いをされたりするケースも多くあります。そんな思いをしないためにも、治せるものは治して、ご自身の心身が快適であるようにしていきましょう。そのお手伝いをさせていただくことができますので、「しんどいな」「つらいな」と感じながら更年期をお過ごしの方は、一度、ご相談に来てくださいね。