運動直後の動悸や息切れと違い、激しく体を動かしたわけでもないのに突然胸がドキドキすることがあります。起きているときだけでなく寝ているときに症状が出るケースもあります。
このようなケースは、更年期が関係しています。更年期になると女性ホルモン(エストロゲン)の不足により自律神経の混乱を招きます。心拍を制御する自律神経が混乱することで動悸息切れが起こります。
自律神経の乱れを整えるのは、中医学の得意分野です。更年期からくる動悸・息切れの場合はあまり心配はいりませんが、症状が気になる場合や他の更年期症状をお持ちの方は、一度、ご相談くださいね。
なお、動悸・息切れのほか、胸の痛み、めまい、失神などの症状が見られる場合は、不整脈が疑われます。その場合は、一度、医療機関に相談されることをおすすめします。
不整脈とは、心臓の鼓動が正常とは異なるタイミングで起きる状態のことです。不整脈には、脈が速くなる「頻脈(ひんみゃく)」、脈が遅くなる「徐脈(じょみゃく)」、予定されていないタイミングで脈が生じる「期外収縮(きがいしゅうしゅく)」があります。
頻脈(ひんみゃく)
心拍数が1分間に100回を超える状態のことです(成人の安静時の心拍数は、通常、毎分50〜70回)。自律神経の乱れから起こるとされています。
徐脈(じょみゃく)
心拍数が1分間に50回以下の状態のことです(成人の安静時の心拍数は、通常、毎分50〜70回)。原因は加齢によるものが多く、そのほかに心筋梗塞、心筋症、心筋炎、先天性心疾患、ストレス、また電解質異常や甲状腺疾、薬の副作用でも生じることがあります。スポーツ心臓とも言われています。
期外収縮(きがいしゅうしゅく)
正常な拍動の間に時々不規則な拍動が現れるのが期外収縮です。健康な人にも起こるもので、ほとんどの場合は心配はいりません。
あまり心配のない不整脈から緊急度の高いものまで不整脈の症状は千差万別です。中医学では、更年期症状や血液血流の状態、ストレス、不整脈だけを見て治療するのではなく、全体を見ていきます。
原因となることを体質改善も含めて治療していくのが中医学の治療となります。また、症状が重く、病院で治療されている方も漢方や生活養生をすることで症状の緩和や治癒の助けになることもありますので、一度、お悩みの場合にはご相談くださいね。
めまいでお悩みの方もたくさんおられますが、めまいは軽いものから日常生活に支障が出る方までさまざまです。耳や脳や首や目などが原因で起こる場合や病気が原因で起こる場合、血液不足や身体の水分量やストレスなどが原因で起こる場合もあります。また、複合的に原因をお持ちの方も多く、治療法も原因により変わってきます。
めまいの種類には、「回転性めまい」と「非回転性めまい」があります。回転性めまいは突然起こることが多く、自分自身や周囲がグルグル回るように感じます。非回転性めまいは慢性的なものが多く、体がグラグラ揺れる動揺性めまい、フワフワするような浮動性めまい、立ちくらみが含まれます
よく聞く「メニエール病」は、耳の奧にある内耳の病気(水分代謝の異常で水分がたまっている状態)で激しいめまいを繰り返し、多くは耳の聞こえにくさを伴います。回転性めまいが突然出現し、10分から数時間続きます。めまいに加え、耳鳴りや耳が詰まった感じ(耳閉感)を伴います。耳の内耳の病気ではありますが、過労やストレスも大きく関わっています。
西洋医学ではメニエールなどめまいは薬で抑えることはできても治すことができないと言われていますが、中医学では、偏りや過不足を改善することで治せるめまいがたくさんあります。めまいで悩まれている方は、一度、ご相談くださいね。
椅子やベッドから立ち上がった瞬間に、フラっとしてしまったことはありませんか。それが「立ちくらみ」です。
立ちくらみとは、「目まい」や「体がふらふら」したりする状態のことで、脳への血液量が不足することによって起こります。脳への血液量が低下する原因として、「低血圧」「血虚(血液不足)」「貧血」などがあります。いずれも脳への酸素と栄養の供給が不足して起こります。
低血圧でおこる立ちくらみには3種類あります。
本態性低血圧
体質的に低血圧になりやすいタイプです。低血圧なので脳に血液が行き届きにくいために起こります。
起立性低血圧
急に立ち上がったときに目まいやふらつきを感じるタイプです。立ち上がると、重力の関係で血液が下半身に流れ、脳へ血液が十分に行き届かなくなることで一時的に低血圧になり起こります。
二次性低血圧
心臓や肺、ホルモンの病気などが原因のタイプです。高血圧で降圧剤を服用している方や抗うつ薬を服用している方も、薬の副作用で血圧が低下し、立ちくらみを起こすことがあります。
血虚(けっきょ)で起こるめまいは、血液不足によって起こります。体全体の血液量が少ないことで、脳への血液が行き届きにくくなるために起こります。
貧血で起こるめまいは、血液成分が薄いために脳に酸素を届けにくくなるために起こります。
どの立ちくらみも食事と漢方で体質を改善することで良くなってきます。立ちくらみが起こる状態は、身体にとってもよくありませんね。自覚症状があるなら、ぜひ、治していきましょう。一度、ご相談くださいね。
ケイアイ薬品健康相談所で取り扱っている酵素は、大高酵素です。大高酵素は「完全自然発酵(化学的な処理を一切加えていない)」で作った酵素飲料(植物エキス発酵飲料)で、多種多様な「ポリフェノール類」「アミノ酸」「ミネラル」「酢酸」「乳酸」「オリゴ糖」など身体に有用な成分を豊富に含んでおり、健康維持増進、また、病気の治癒など、さまざまな目的で飲んでいただいています。
その中の1つに、大高酵素を使った断食があります。
酵素断食とは、普通の断食と違って「酵素飲料」を飲みながら行う断食です。酵素飲料を飲みながら行うので、成功しやすく、断食の効果を高めることができるので、初めての方でも簡単に行っていただけます。
断食は、まずは「一食抜き」から始めて慣れてきたら「1日」「3日」「1週間」…など目的に合わせて期間を選んでしていただけます。
目的にあった断食の方法、酵素を飲む量、期間、前後のお食事などのご指導をさせていただきます。
断食をする目的はさまざまです。ダイエット、病気の治癒力を上げる、アトピーやアレルギーの改善、デトックス(解毒)などの目的でされる方が多いですが、一般的には以下の効能効果があると言われています。
手足や顔がむくんだことを経験された人は、少なくないと思います。こういった「むくみ」のことを「浮腫(ふしゅ)」といいます。浮腫とは、皮下組織(皮膚の下部)に水がたまった状態のことです。靴下のあとがつく、足やすねなどを指で圧迫すると、その跡がなかなか戻らない状態などの症状が出ます。
むくみは、重力の関係で下半身に多く、寝たきりの人などは背中や顔に出やすくなります。また、胃腸機能が低下すると水分代謝が悪くなるのでむくみが起こりやすくなります。
むくみは、朝に顔がむくむ、夕方に靴下の跡が付く…といったものから、病気の原因でむくむ場合、ひどくなると腹水や胸水がたまることもあります。
などさまざまな疾患と関係しています。
中医学的にも原因がいくつかあります。
脾虚(ひきょ)
脾(消化吸収機能)が弱ることで水分コントロールが悪くなり、むくみを起こします。
風邪(ふうじゃ)
風に当たり続けて皮膚が冷えると肺臓が弱って、皮膚表面で水が滞りむくみとなります。むくみは顔や腕などに出ます。
寒湿(かんしつ)
身体に障りのある湿気を湿邪といいます。湿邪は「内湿(ないしつ)」と「外湿(がいしつ)」とに分類されます。天候によるものを外湿、暴飲暴食によるものを内湿といいます。これに冷えが加わると「寒湿」です。天候や冷たいジュースやビールなどでおこるむくみです。
湿熱(しつねつ)
身体に流れる水は健康であればサラサラですが、淀み濁ったものを湿痰といいます。そこに、肉類・糖分・油脂分・アルコール・乳製品などを暴飲暴食すると、水が濁って湿熱が生まれます。その湿熱が脾に影響を及ぼし、結果として脾の働きが低下してむくみを起こします。
むくみは、上半身と下半身どちらにも出ます。
腎虚(じんきょ)
腎虚とは、腎の弱りです。主に加齢により起こるむくみです。腎虚により腎が冷えてむくみを起こします。主に下半身にむくみがおきますが、上半身にも出ることもあります。
このように中医学的にも細かくむくみの原因があります。すぐに治るものであれば心配はいりませんが、なかなか治らない場合などは大きな病気や偏りをもっている可能性があります。心配な場合は、一度、ご相談くださいね。
肩こり・首こり(それに伴いう頭痛)でお悩みの方は多く、湿布や塗り薬をぬったりして対応される方も多いと思います。
中医学では、冷えを改善したり、血液の流れを良くしたりすることで、がんこな肩こり・首こりを改善していきます。お悩みの方はご相談くださいね。
腰痛・ひざ痛・神経痛に悩まされている方も非常に多いですね。痛みが伴うことが多いので、痛み止めの入った塗り薬や貼り薬、時には鎮痛剤を毎日飲んで抑えておられる方もおられます。我慢できない痛みの時に頓服的に飲むのはいいですが、毎日鎮痛剤を飲むのも身体には良くないですね。
腰痛・ひざ痛・神経痛は、加齢により腎の機能が低下(筋骨の低下)により起こるものや、過酷な肉体労働や骨や筋肉のトラブル、冷えなど物理的な原因を持っている場合もあります。
中医学の考えで、筋骨を強くして血行を良くしていくことで、痛みの緩和や進行を遅らせることができます。もちろん、骨や筋肉の損傷など物理的な問題のある場合には100%治せないこともありますが、少しでも症状が良くなれば日常生活も送りやすくなります。
なかなか取れない場合は、一度、ご相談くださいね。