梅雨が明け、早速、30℃を軽々超える真夏日となりましたね。。。
これから暑い日が続きますので、皆さん、熱中症対策をしっかりしていきましょう!!
熱中症とは?
熱中症とは、高温多湿な環境に私たちの身体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称です。
1.めまいや顔のほてり
めまいや立ちくらみ、顔がほてるなどの症状が出たら、熱中症のサインです。一時的に意識が遠のいたり、腹痛などの症状が出る場合もあります。
2.筋肉痛や筋肉のけいれん
「こむら返り」と呼ばれる、手足の筋肉がつるなどの症状が出る場合があります。 筋肉がピクピクとけいれんしたり、硬くなることもあります。
3.体のだるさや吐き気
体がぐったりして力が入らない。吐き気やおう吐、頭痛などを伴う場合もあります。
4.汗のかきかたがおかしい
ふいてもふいても汗がでる。または、全く汗をかいていないなど、汗のかきかたに異常がある場合には、熱中症にかかっている危険性があります。
5.体温が高い、皮ふの異常
体温が高くて皮ふを触るととても熱い、皮ふが赤く乾いているなどの症状も熱中症のサインです。
6.呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
声をかけても反応しなかったり、おかしな返答をする。または、体がガクガクとひきつけを起こしたり、まっすぐ歩けないなどの異常があるときは、重度の熱中症にかかっています。すぐ医療機関を受診しましょう。
7.水分補給ができない
呼びかけに反応しないなど、自分で上手に水分補給ができない場合は大変危険な状態です。この場合は、むりやり水分を口から飲ませることはやめて、すぐ医療機関を受診しましょう。
ご高齢者やお子さまは特に注意
** ご高齢者
高齢者の方は温度に対する感覚が弱くなるため、室内でも熱中症にかかりやすいといわれています。
実際に、日差しのない室内でも、夜間でも、高温多湿・無風の環境になると熱中症の危険が高まりますので、冷房や除湿機・扇風機などで涼しく風通しの良い環境で過ごせるようにしてあげてください。
高齢者の方は、クーラーは「贅沢」「冷え過ぎる」とあってもつけない方もおられますが、暑さは昔と違いますので、うまく説得してクーラーを使ってもらうようにしましょう。
高齢者の方へは、周りの方が常に気を配ってあげることが大切ですね!!
*** お子さま
体温調節機能が十分に発達していない乳幼児は、大人よりも熱中症にかかりやすいといわれていますので、より一層の熱中症予防・対策をおこなう必要があります。
また、小中学生など夏休みに入り、親が不在で一人で家にいる、子どもだけで外に遊びに出かけるという大人の目の届かない時もあると思います。お子さまが熱中症にならないように、保護者の方がしっかりと熱中症対策をしてあげることが大切です!!
熱中症を予防しよう
熱中症は命に関わることがある怖い症状ですが、しっかりと熱中症を理解して対策をすることで防ぐ事ができます。次回は、熱中症予防のお話をさせて頂きますね。
*** ケイアイ薬品健康相談所 いそざきかおり