夜中におしっこに何度も起きる、しかも、オシッコの量は多い!!
って方がおられます。
夜中に何度も起きてトイレにいくけど、そんなにオシッコの量は出ない、、、って方は、睡眠が浅いなど、睡眠の問題の方が多いのですが、「オシッコの量が多い」という方は、また別の原因となります。
夜のトイレは要注意!!
日中は、特に問題はないのに、夜中に何度もトイレに行くようになった…とお悩みの方が50~60代の中高年から増えてきます。
本来、夜寝た後、朝までトイレに起きることはあまりありません。
しかし、腎機能が低下したり、慢性心不全の方や何らかの腎疾患で尿の濃縮力が障害された場合には夜中に何回もトイレにいくようになります。
慢性心不全と夜中のオシッコ量
慢性心不全の場合、夜寝入ると心臓の負担が減り、また交感神経系の緊張が緩み腎への血流が増加します。
その結果、夜中の尿量が増えると考えられています。
腎臓機能の低下と夜中のオシッコ量
腎臓では1日に1~2リットルの尿を作って排泄しており、膀胱で溜められる尿量は個人差はありますが、約300~400mlです。
なので、日中は4~5時間くらい毎にトイレに行く必要があります。
しかし、寝ている時は7~8時間続けて眠ることが多いので、その間、オシッコに行くことができません。そのため、夜間は抗利尿ホルモン(ADH)というホルモンが出て濃い尿を作り、尿量を減らすようになっています。
夜中のオシッコは濃い?!
夜中のオシッコは、夜中に「おねしょ」しないように意図的に濃くなっている(゚д゚)!
ってスゴイですね(^^;)
ところが、加齢などで腎臓機能が低下してくると尿を濃くするホルモンが出にくくなり、夜の尿量が減少しないで夜中に何回もトイレにいくようになってしまいます(*´з`)
この場合、単純に加齢による腎機能の低下であれば大きな問題はありませんが、腎機能の低下が慢性腎炎や慢性腎不全などの疾患によって起こっている場合は注意が必要です。
実は、腎臓が悪くなっても体感があまりないので、夜間多尿が続く方は、お医者さまに一度、診て頂くと安心だと思います。
腎臓に大きな疾患がなければ「加齢による腎機能の低下が原因」なので、対処としては「漢方の補腎薬」などをコツコツ飲むことで対処することができます(*^^)v
夜中にオシッコで起きることは、安眠が出来なくなるため思いの外、大きなお悩みになっています(T_T)
お悩みの方は一度ご相談くださいね(*^^*)
2020年2月23日
・・・ケイアイ薬品健康相談所
・・・いそざきかおり