今年の梅雨は「ザ・梅雨!」という感じで雨が多いですね💦
このようなジメジメとした梅雨の時期は、天気と同じように体調もすっきりしないことが多くしんどいですよね~(*´з`)
中医学では、そんな「梅雨時期の不調」の原因は「湿邪(しつじゃ)」にあると考えています。
「湿邪」は時の通り、湿気(水分)のことで、外から入ってくる「外湿(がいしつ)」と、体内から生じる「内湿(ないしつ)」があり、いずれも身体にさまざまな不調を引き起こす原因となっています。
湿邪に侵されると、身体や頭の重だるさ、肩こりや首こり・腰痛や膝痛などの悪化、水分の停滞によるむくみ、胃の不調(食欲不振)や下痢といった胃腸症状が現れます。
体内に入った「湿邪」は、なかなか外に出にくく、なかなか治りにくく長引くこともあるため注意が必要です。
「外湿(がいしつ)」ってなぁに?
梅雨時期のように湿気の多い季節は「湿邪」が身体に入りやすくなり、さまざまな不調が現れますが、この外から体内に入ってくる湿邪を「外湿」と言います。
身体が湿邪に侵されたときに現れる症状は「重い」という特徴があり、頭や身体が重い、頭がすっきりせず身体の動きが鈍くなる、といった症状が現れます。特に、普段から血行が悪く、水分代謝(水分の排出がスムーズにされないこと)が良くない人は「外湿」の影響を受けやすいので注意してください。
「外湿」により水分代謝が悪化すると、身体のむくみが普段より強く出ることがあります。
さらに、湿邪が体内から排出されずに溜まっていくと、次は「濁(だく)」という状態になっていきます。「濁」は、サラサラの水分と違い濁った感じの水分で、皮膚のトラブル、分泌物が多くジュクジュクするなど、皮膚が不安定な状態になります。
皮膚の慢性疾患のある人は、この時期、特に注意してケアしましょう。
また、この時期には「膀胱炎」の方が増えてきますが、そのほかに、尿の濁り、残尿感、排尿痛などの尿のトラブル、おりものが多いなどのお悩みも多く見られます。
体内に入り込んだ湿を取るには「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」や「三爽茶(さんそうちゃ)」など利尿作用のある漢方やお茶を飲む、湿邪を発散する効果のある香りの良い食べ物(しそ、もやし、春雨、冬瓜、お茶、コーヒー、ココアなど)を選んで食べるなど、工夫して身体に「湿邪」を貯めないよう心がけましょう(^^)
「内湿(ないしつ)」ってなぁに?
「内湿(なおしつ)」は、おもに「脾胃(ひい)(胃腸)」の機能が低下することで身体の内側から生じるものです。
脾胃(胃腸)は、食べ物を消化、吸収して栄養や水分を全身に運ぶと同時に、体内の水分代謝を管理する大切な役割を担っています。なので、この脾胃の機能が低下すると、冷たい飲食など外から入ってきた湿(水分)を取り除くことができず、脾胃の機能を更に弱めて、その結果「内湿」を生じさせてしまいます。
身体に内湿がたまると、胃腸に関係するさまざまな症状が現れます。
まず、脾胃が弱くなると身体を働かせるための栄養が入ってきにくくなるので、身体に倦怠感、疲労感が強く現れて、更に脾胃の機能を落としてしまいます。
脾胃の機能が低下すると、食欲がない、少ししか食べられないといった食欲不振に陥り、ますます脾胃の調子を低下させてしまいます。脾胃の機能が低下すると水分代謝が悪くなるため、食べたものが消化・吸収されずにそのまま排出されてしまうため、下痢や軟便になりやすいのも特徴です。
このような「内湿」の影響で弱った脾胃を回復するには、脾胃の機能を回復して体内に溜まった湿邪を取り除いていく「健胃顆粒(けんいかりゅう)」がおすすめです。
下痢がひどいときには「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」、少し食べただけでも下痢をする、長期間軟便や下痢が続くという場合には脾胃を立て直す「健脾散顆粒(けんぴさんかりゅう)」がいいですよ☆
脾胃を元気にする食材
この時期は、食材をなるべく加熱して温かいものを食べるようにしましょう(#^^#)
(脾胃を元気にする食材) いんげん豆、山芋、大豆製品、蓮の実、栗など
(脾胃を温める食材) 山椒の実、フェンネル、生姜、ニンニク、キムチなど
(湿邪を取り除く食材) はと麦茶、とうもろこし、小豆、鯵(あじ)など
あと、2週間くらいは雨が続きます。湿邪で起こる症状にお困りの方は、ケイアイ薬品健康相談所に相談してくださいね(^_-)-☆
スッキリしますよ(^^)/
2020年7月6日
・・・ケイアイ薬品健康相談所
・・・いそざきかおり