11月に入ってご相談が増えてきたのが、おしっこのお悩み・・・(*´з`)
「頻尿」「夜間尿」「尿もれ」などのお悩みが、寒い季節には冷えもプラスされて、いつも以上に気になってくるんですよね(T_T)
ご高齢の方は、【腎(じん)】機能の衰えが根底の原因となりますが、そこに【冷え】【脾(ひ)胃腸の働き】【肺(はい)】が関係してくるため、対処は補腎だけでなく、その方の体質や出ている症状により変わってきます。
また、【冷え】があったり、【脾(ひ)】や【肺(はい)】の働きが低下している方、【妊娠中】、【心因的な問題(ストレス・不安)のある方】などは、ご高齢者だけでなく若い方もおしっこのトラブルを抱えておられる方がたくさんおられます(@_@)
西洋医学的に見ると
・・・頻尿
尿の近い、尿の回数の多い症状をいいます。一般的には朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上の場合を頻尿といいます。
原因: 過活動膀胱(尿が溜まっていないのに尿意)、残尿(前立腺肥大に多い)、多尿、尿路感染・炎症、腫瘍、心因性
・・・夜間頻尿
夜間、排尿のために起きなければいけない症状をいいます。加齢と共に頻度が高くなります。
原因: 多尿(夜間多尿)、膀胱容量の減少、睡眠障害(眠りが浅いなど)
・・・尿失禁(尿もれ)
自分の意志とは関係なく尿が漏れてしまうことをいいます。
原因: 腹圧性(重い物を持つ、くしゃみ)、切迫性(骨盤底筋の低下)、溢流性(前立腺肥大)、機能性(歩行困難・認知症)
中医学的にに見ると
中医学での尿トラブルは、身体の水分代謝に関係の深い「肺(はい)」「脾(ひ)」「腎(じん)」の三蔵が主であると考えています。
また、「腎合膀胱(腎は膀胱に合す)」という言葉がある通り「腎と膀胱は親密に連絡し影響し合っている関係」なので「膀胱」も関係してきます。
年を重ねてくるとどなたでも腎(じん)の機能が落ちてきます。その結果、親密に関係している膀胱の働きも落ちてくるため、高齢者の方におしっこのお悩みには「補腎」が基本となります。
それにプラスお持ちの症状により漢方をプラスします(*^^*)
・・・胃腸が弱い方(肺気虚症)
プラス 健脾薬(胃腸の調子を整える)
・・・熱を持っている方(膀胱湿熱)
プラス 熱を冷ます漢方
・・・冷えの方(腎陽不足)
プラス 腎をあたためる漢方
・・・ストレスや不安がある(肝心)
プラス ストレスを緩和する漢方
これらをしっかりと問診で見極めて補腎薬にプラスして飲むことで、時間は掛かりますが効果が出てきます。
ただし、高齢により起こるおしっこのトラブルは、完全に治す、というより、症状を和らげることが目的となります。
例えば、夜のおしっこが4回が2回に減ったなどで効果と考えます(*‘∀‘)
おしっこのお悩みを改善したい方、一度、ケイアイ薬品健康相談所までご相談くださいね(^O^)/
・・・ケイアイ薬品健康相談所
・・・いそざきかおり